DAYS

小郷 あゆみ
Writer / Planner / 点点

STAY SALTY ...... means column

湘南をベースに暮らす、海が好きなフリーランスライター。台湾と日本を行ったり来たり。最近は台湾の友人と「点点 株式会社」を立ち上げ、インバウンドに関する仕事も請け負う。旅・写真・サーフィンが好き。

点点

DAYS / Ayumi Ogo Column

Connect the dots

台湾と日本、2つの拠点から感じる日々のこと。

10.3.2020

DAYS / Ayumi Ogo Column

Connect the dots

台湾と日本、2つの拠点から感じる日々のこと。

『仕事』に対する考え方の違い

台湾で現地の人と話していると、仕事に対する考え方が日本とはまったく違うことにびっくりすることも。

日本では一つの企業に長く勤めるのが良しとされていますが、台湾ではむしろその逆。

年功序列の給与でなければ、長期雇用も保障されていないので、好待遇の職場を求めてどんどん転職していく人が多いんです。

 

さらに、サラリーマンとして働く平均年収は、台湾の物価を考えるとかなり低いのが現状。

であれば「自分で起業してしっかり稼ぎたい!」と考える若者が多いのも特徴的です。

実際、20代、30代で起業している人が多く、若いうちから「こうなりたい」というビジョンをしっかり持っている気がします。

 

それもあってか、台湾人はリスクを考えるというよりも「まずはやってみよう」という精神が強いんです。

日本人だったらまずリスクを考えてしまい、なかなか動けなくなってしまいますが、台湾人にとってはスピード感が大事。

実際に、台湾の街中に並ぶお店も、開店と閉店を繰り返しています。

比較的、誰でも簡単に開店できるので、やってみてダメだったら閉店という考え方なよう。

世間体を気にしている人もいないので、「うまくいけばラッキー」くらいの感覚なのかも。

とは言え、台湾人は終始そんな調子なので、それはちょっと考えればわかったのでは?というようなことも多々起こります(笑)。

 

大事なのは、きっとそのバランス。

台湾人の思い切りの良さと、日本人の慎重さをうまく取り入れられれば良いビジネスが展開できそうです。

 

9.4.2020

DAYS / Ayumi Ogo Column

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台湾と日本、2つの拠点から感じる日々のこと。

台湾 × アートの関係性

台湾にいると、日本よりもずっとおしゃれな街並みや建造物に出会うことがよくあります。

カフェや雑貨屋さんに並んでいる、何気ない商品のパッケージさえもおしゃれ。

そのセンスの良さに驚きます。

 

そんな「アート」的な感覚は、実は台湾では日常から培われているよう。

身近なところでアートを感じられる環境が整っているんです。

特に、2002年に台湾政府が掲げた「文創政策」の影響もあり、

台湾全体で文化と創造性を結びつけた産業が推奨されています。

そのため、街の至るところにアートカルチャーを感じられるスポットが。

歴史ある古い建物を活かしたアート空間では、

さまざまなクリエイターたちが手がけた作品に触れることができます。

 

台北で言えば「華山1914文創園区」、

台南には「Blueprint Cultural&Creative Park」という有名なアートスポットがあります。

どちらも日本統治時代に建てられた建造物をリノベーションしてつくられたスポット。

なかにはカフェや雑貨店などが並び、

若手クリエイターが気軽に展示できたり、

お店を構えたりできる仕組みも整っています。

誰でもクリエイターとして活躍できる環境があることも、

アートの発展につながっている気がします。

 

日本人にとっては馴染みが薄い現代アートも、

台湾では意外と身近なところで感じられるんです。

台湾を訪れることがあれば、ぜひ台湾とアートの関係性も感じてみてくださいね。

 

8.2.2020

DAYS / Ayumi Ogo Column

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台湾と日本、2つの拠点から感じる日々のこと。

みんなのエコな意識

7月1日から日本でもレジ袋が有料化されましたね。

でも、実はお隣、台湾では2002年から無料レジ袋を禁止していたんです。

もともと土地と資源が不足していることもあって、「エコ」に対する意識が高い台湾。

アジアでも有数の「エコ大国」と言われており、リサイクル率は世界でもトップクラスなんです。

 

その点、日本で「エコ」という言葉を頻繁に耳にするようになったのは、ここ数年のこと。

先進国のなかでは、かなり遅れていると言われていますよね。

 

すでに台湾では若い人たちを中心に、「エシカル」「サステナブル」のカルチャーが根付いています。

マイボトルはもちろん、マイストローを持ち歩くのも最近では当たり前に。

2019年7月からはプラスティック製のストローが提供されることもなくなりました。

タピオカをはじめ、ドリンクスタンドが至るところにある台湾では、ドリンク片手に歩くのは日常。

毎回プラスティックストローを使うのと、マイストローを持ち歩くのでは全然プラスティックの消費量が違うんです。

ということで、おしゃれなストローが続々と登場。

マイストローを洗うブラシまで売られています。

 

さらに飲食を提供する屋台で使い捨て食器を提供しない音楽フェスが話題になったことも。

参加者たちは、みんなマイ食器を持参したり、会場にあるエコ食器をレンタルしたりしていたんだそう。

 

ちょっとした「面倒くさい」という気持ちがエコの最大の敵になりますが、お気に入りのマイバッグやマイボトルを見つけて、自分のライフスタイルのなかに取り入れていけば、「日常」として根付いていきそうです。

 

これからのライフスタイルに合わせて、楽しみながらエコを考えていきたいですね。

 
 

7.1.2020

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台湾と日本、2つの拠点から感じる日々のこと。

民族の違いを超えた先に。

私が好きな映画のひとつ、台湾映画「KANO」。

「1931海の向こうの甲子園」というコピーがついているように、日本統治時代の1931年に、台湾の学校が甲子園に出場したという実話をもとにしたストーリーなんです。

舞台となっているのは、台湾南部の街・嘉義。そんな嘉義にある民族混合の弱小チーム「嘉義農林学校野球部(KANO)」が、日本人監督の指導のもと、甲子園出場を目指していきます。

 

ずっと観たかったのに、タイミングを逃し続けていたこの映画を観られたのは、偶然にも台湾に向かう飛行機のなかでした。

 

 

どんな歴史もそうですが、日本統治時代の台湾にも、光と闇があります。

人それぞれに見方があり、歴史的な認識もそれぞれに違うもの。

一概に「良い」とも「悪い」とも言えないところがあると思います。

 

ただ、脚本を手がけた魏德聖(ウェイ・ダーション)が「僕が映画で描きたかったのは、台湾と日本の政治的な歴史や背景ではなく、人を動かすときのひたむきな目線なんです」と語るように、この映画では、日本人、台湾人、原住民がお互いの立場や価値観、民族を超えて「甲子園」という、ひとつの夢に向かって突き進む様子が描かれています。

 

相手のことを民族として差別するのではなく、お互いの価値観を認め合う。

そして、それによって自分のアイデンティを見つめ直すことの大切さを教えてくれる気がします。

 

どんな時代にもつきまとう人種の問題。

いま、改めてお互いの価値観を認め合うことができたら…。もっと世界は変わっていくのかも。

 

 

日本と台湾の関係、そして、自分の国を改めて見つめ直すきっかけをつくってくれる、「KANO」。

野球好きさんはもちろん、そうでなくても楽しめるので、おうち時間のおともに、ぜひ観てみてくださいね。

 

6.1.2020

DAYS / Ayumi Ogo Column

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台湾と日本、2つの拠点から感じる日々のこと。

寛容さと、自由さ。

台湾に本社がある会社の仕事を手伝わせてもらったり、

台湾人の友人と一緒に仕事をしたりと、

最近なにかとご縁がある「台湾」──。

どこか懐かしさを感じる街並みに、あたたかい人たち。

なぜか、その魅力にハマると抜け出せない…。

不思議な国なのです(笑)。

 

そんな台湾では、最近「ピンク」がちょっとしたブームになっているのをご存知ですか?

 

世界中で広まる新型コロナウイルスの影響を受け、マスクを政府が一括管理する台湾。

そのため、手元に届くマスクの色までは選ぶことができないのですが…、

ある男の子が「ピンク色のマスクを着けていたら、からかわれるんじゃないか」と心配していたそうです。

そんな話を耳にした新型コロナウイルス対策本部の男性陣が、記者会見の際に自らピンク色のマスクを着用。

『ピンクもいいですよ』と発信したのです。

 

そこから「#顏色沒有性別(色に性別は関係ない)」というハッシュタグが広まり、ピンクがブームに。

ロゴまでピンクに変える企業が続々と増えていくという、ちょっとしたムーブメントが起こりました。

 

伝統的なジェンダーや慣習ではなく、新しい発想を大切にする台湾。

拒むのではなく「受け入れる」という考え方が、そのあたたかい国民性をつくりあげているんだろうな。

 

台湾の人たちは、新しい発想を受け入れるのがとても上手。

日本をはじめ、さまざまな国に統治されていたという歴史的背景があるからなのか、

固定概念に縛られるのではなく、そのときどきで柔軟に対応することが文化として馴染んでいる気がするんです。

 

この寛容さと、価値観を押しつけない自由さこそが、この国に惹きつけられる最大の理由なのかも。

Do not hesitate to contact me to discuss a possible project or learn more about my work.

© 2020 by ALOHADESIGN

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Ayumi Ogo
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