STAY SALTY  DAYS COLUMN

8.2.2020

歩いても歩いても

わたしの向こう見ずな挑戦

ファンについて

長野県飯島町は新宿から高速バスで片道4時間の距離にあり、
四方を囲むように南アルプスと中央アルプスが
きれいで移住者に密かに人気のエリアです。
2019年に友人と訪れてこの場所を知り、
コロナ騒動前は月1度週末に訪れるお気に入りの場所。
今は移動制限もあって自由に行けないけれど、
都内で月1回地域の食材を使ったランチを提供する
「きまぐれ食堂」の活動を通してその地域と継続的に関わっています。

半ば勢いで始めたため具体的な地域とのかかわり方がわからなかったので、
様々な方法を知るために島根県主催のしまコトアカデミーに参加しました。
先進的な地域作りで知られている島根県をフィールドワークしながら地域を学び、
実際に現地を訪ねて自分と地域のかかわり方を見つける講座です。
そこで知ったのが、ソーシャル&エコマガジン「ソトコト」の
編集長である指出一正さんが提唱する「関係人口」という考え方でした。

「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、
観光に来た「交流人口」でもない、地域に関わってくれる人口のこと。
週末だけお気に入りの地域で過ごしたり、特産物を買ったり、
頻繁ではなくても何らかのかたちで特定の地域を応援してくれるような人のことを指します。

毎回泊めていただくリンゴ農家さんのご夫婦は、
老若男女問わず毎日違う人が入れ替わりでお家にやってくる
地域の「関係案内所」のような役割をもった人たち。
このお2人を中心にさまざまなご縁がかさなって、
昨年はお米農家さんを都内にお呼びして新米を食べるイベントを開催。
私の好きな農家さんに直接こだわりなどお話しいただく場を
周囲の人も巻き込んでつくることができたのは良い経験でした。

新型コロナウィルス騒動をきっかけに、
自宅にこもって作業する時間が増え、
緊急事態宣言から「日常生活のオンライン化」が加速し、
「人に会う機会」が圧倒的に減ってきています。
「人と直接つながらなくても生きていける時代」になることは
良くも悪くも時代の流れなのかもしれません。


リモートワークが促進され、
これから本気で「地方移住」を考える若い人たちが増えていくなら、
まずは「関係人口」として地域にお気に入りの場所を見つけることから
ゆっくりはじめていくのもいいかもしれません。
わたしのように出身地ではないけれど、
その土地や文化が好きな人を「ファン」と呼ぶなら、
ファンからはじめる地域とのつながりについて、
もしかしたら「第2の実家」を求めているような感覚だってあるかもしれない。
家族のように気楽に話せる人たちと、
自分らしくいられる場所を全国につくることができたら、
不安だ不安だって言われている老後だってわくわくする。

高見麗子
Designer / Writer

千葉県出身のフリーランスグラフィックデザイナー。

様々な地域の食材を使い、一緒に楽しくその土地の文化を知るための活動「きまぐれ食堂」を主催。

都内で定期的にランチを提供しています。

きまぐれ食堂
Do not hesitate to contact me to discuss a possible project or learn more about my work.

© 2020 by ALOHADESIGN

Proudly created by Tsutomu Kinoshita

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art director
and
designer
:
Tsutomu Kinoshita
director
:
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