STAY SALTY  DAYS COLUMN

8.2.2020

本トのこと

ぼくといっしょに

京都も市内の中心部は人が増えているようです。

当店は観光地から離れてますので、あまり変わりはありませんけども。

準備不足が否めないまま始まったGo to トラベル。

どこかへ行ってしまいたいけど、どこへ行ったらいいものやら。

 

そんな時、空想が助けになりますね。

『ぼくといっしょに』は、とても気持ちのいい絵本。

空から見た街の様子から始まります。

飛ぶ鳥の目線から見た景色を鳥瞰図と言いますけど、

今の感覚ならドローン瞰図といった方がしっくりくるでしょうか。

 

おつかいをたのまれた「ぼく」。

どうする? 道はけわしいぞ。

途中の森にはドラゴンもでるし、ゴツゴツの岩山をこえた先には大海原。

海賊におそわれることもあるからね。

やおやさんにりんごを買いに行くには過酷すぎやしませんか。

タネを明かすと、広い庭の木々が森に池が海になんですが、

子どもの豊かな想像力で、どんな場所だって大冒険。

息を呑むほど美しいデマトーンの絵は、見るたびに発見があります。

 

作者のシャルロット・デマトーンはオランダの絵本作家。

オランダは、子どもの幸福度が世界一といわれています。

学校では好きな教科から学ぶことができ、

ワークライフバランスが浸透しているので

家で家族と過ごす時間が長いそうです。

この絵本に描かれる町の家々の庭からも、

それぞれに暮らしを楽しんでる様子が垣間見えます。

子どもが幸せを感じながら、自由に空想の翼をはためかせ冒険に出かける。

そんな国があるなんて、おとぎ話みたい。

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Book 『ぼくといっしょに』

シャルロット・デマトーン|作

野坂悦子|訳

ブロンズ新社

熊谷聡子
bookstore landlord

京都・伏見の絵本屋さん「絵本のこたち」の店主。

絵本を通して、文化の伝承・交流などを通して、想いや感じたことを発信中。

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