C95D41B6-16D0-48B7-9419-70C71477BFC2-445

PEOPLE

STAY SALTY ...... people here

賜り。

What I wish to hand over through Omusubi, “a place to connect to genuine self”

photo by yu nakamura

 私は、「おむすびを通して、わたしの軸につながる時間や場所を渡していきたい」という想いで、新月から満月までの期間、ご縁のある場所に赴き、おむすびをむすび、おむすびを食べていただく、という活動をしています。

 

おむすびをむすぶことは、私自身が「わたしの軸につながる」こと(言い換えるなら、「本来のわたしを生きる」「本来のわたしで在る」こと、でしょうか)であり、おむすびを食べてくださる方がその方の軸につながりますように、と祈りを込めてむすんでいます。おむすびは、塩おむすびだけをむすび、時には、都市のカフェなどで「おむすび会」のような形で、時には、離島の自然の中で「リトリート」という形で開催しています。

 

「自分の感覚を見つめ、その感覚を大切に扱い、自分自身を信頼し尽くす」

 

それはいつも、私自身が「わたしの軸につながる」指針となっていて、おむすび会でもリトリートでも、「自分の内側にあるものを感じる」ということを大切にしています。お塩とお米だけのシンプルなおむすびは、不要なものを取り払い、透明な心にしてくれ、「感じる」手助けをしてくれると思っています。

Lie Lin

1.3 2021

Omusubi Courier  リンリエ

おむすびを通して渡したいもの、

「わたしの軸につながる場所」

8DB1BFEE-0EF7-4872-9930-9D5E4924C66C-445
BC847E1E-F1C9-4376-8E96-DDBC99D0F5DA-445
B89FDF73-4DB1-4A6C-AEDB-D604FFCB9182-445
photo by yu nakamura
photo by yu nakamura
photo by yu nakamura

 2015年の秋、私は「これからの人生をどう過ごしていきたい?」ということを考え始めていました。長らく都内の会社に勤め、仕事も暮らしもとても充足した日々を過ごしていたけれど、どうしても「自らで立ち止まる」ことが必要だ、と湧き起こる心の声を聴き、ちょうど1年後の秋、休職をさせてもらうことになりました。

 

お休みをして、自分だけの時間の中でしたかったことは、振り返りノートをつくること。
私は東京を離れて、風通しと日当たりが良く、海と緑が豊かな場所で、20歳からの20年間の振り返りノートを綴り始めました。1年ごとに、起こったできごとや感じたことを。ゆっくりと流れる暮らしの中で、記憶の片隅を呼び覚ますように、思い出しては書きとめ、をじっくりと繰り返していきました。

そして、その年の最後の月、
私はハワイのモロカイ島へと旅に出ました。

モロカイ島に住むアーティストの山崎美弥子さんの絵をこの目で見たくて。
その絵の先に、何かがあるような気がして。

 

モロカイ島では、美弥子さんの素敵な宿に滞在して、西の果てから東の果てへモロカイの自然を感じ、美弥子さんファミリーとおしゃべりしたり、遊んだり、ごはんを一緒に食べたり、暮らすように過ごす中で、宿のあちこちにある美弥子さんの絵を感じていました。美弥子さんの描く、海と空の色いろを眺めていると、自分の真ん中にすーっと戻っていき、魂が震える、そんな感覚になりました。

 

モロカイ島を離れるという前の日は、ちょうど新月。

私たちは、それぞれにお料理を持ち寄り、夜のビーチピクニックへ。

 

真っ暗な海辺、満天の星空。
静かな波音と焚き火の暖かい火、楽しいおしゃべりとおいしいごはん、響く歌声と愉快な踊り。
「自然と食と人」
そこにはすべてがあり、これ以上のものは要らない、至福のエナジーに満ちていました。


「この日のことを忘れないように」と、美弥子さんの娘きらちゃんのかわいい提案で、きらちゃんと妹のたまちゃん、お友達のかいくんと私の4人で円になって、満点の星空の下でハグしあったことは、今でも、私の真ん中でキラキラと輝き続けています。

IMG_3614_Original
IMG_3426_Original
IMG_3422_Original

美弥子さんが描く「1000年後の未来」へタイムトリップをしたような2週間の旅を終え、

2017年の年が明け、ほぼ3ヶ月の時間をかけてノートが完成しました。

20年の振り返りノートをじっくりと読み返してみると、何をしていたか、よりも、その時どう感じていたのか?が目に留まり、どの年にも必ず、たくさんの人の名前が書き込まれていることに気づきました。友人や家族、愛する人、仲間、人生の先輩たち、可愛い後輩たち、親しい人、親しくない人。

 

(その時はそう受け止めていた)嬉しいことも哀しいこともすべては、
私の人生に現れてくれた人たちが、私に与えてくれた尊いできごと。

 

「ああ、人生の前半は、こんなにもたくさんの人たちから、

たくさんのことやもの(それはきっと、愛、ですね)を頂いてきたのだな」

私は、20年分の愛を受け取り、「感謝」という言葉が、すーっと私の肚の中にあたたかく溢れました。

 

「では、これからの人生の後半はどう在りたいか?」

何をしたいか、ではなくて、どう在りたいか。
これまでの20年で感じた想いを胸に抱きながら、これからの30年をイメージしてみました。

自然に生まれてきたのは、「何かを渡せる人で在りたい」という想い。

(何かはきっと、愛、ですね)
これまでは頂いてきたことばかりで、この先もきっと、頂くことの方が多いと思うけれど、「これからは、少しでも何か(=愛)を渡せる人で在りたい」という強い軸が芽生えてきました。

 

渡すためのものは、自分の手を通してつくったものにしたい、自分の手を通して、愛を伝えられるようなものがよい、それは、まっすぐに心に響く「たべるもの」がいいな、と思いました。モロカイ島の新月の夜に満ちていた至福のエナジーが蘇ってきたのです。

5E3F5A94-D8A4-4D62-8280-2AF3EB2A7207-445
4505FDFF-4F84-4B67-BBAC-536CDF0CE452-445
A43C2A26-81D2-44A1-97B8-5E90996C9074-445
photo by yu nakamura
photo by yu nakamura
photo by yu nakamura

その後、私はいくつかの月の満ち欠けを逡巡したのち、自分自身の「おむすびが紡ぐ物語」を思い出し、「おむすびをむすんで生きて生きたい」と2017年の秋、島根へおむすび留学へと旅立ちました。(「おむすびを紡ぐ物語」はぜひ、Webサイトをご覧ください)

 

その時はまだおぼろげだった輪郭は、島根の山奥で毎晩、心を込めておむすびをむすび続ける中で、自分自身が調っていく、自分の軸につながっていく感覚を体感する中で、おむすびの持つ力を確信し、「おむすびを通して、わたしの軸につながる場所や時間を渡していきたい」とはっきりと形が見えてきました。

そうして、2018年秋から「ラクダホテル別館」という屋号で、月の満ち欠けに合わせておむすびをむすぶ活動は、いろんな人と巡り合わせてくれ、いろんな形を成しながら、ゆっくりと歩みを進めています。2020年は未曾有のことが起こり、都市での「おむすび会」は中止となりましたが、離島・壱岐島の美しい自然の中でのリトリートという形へと導かれ、どこか、モロカイ島に似た、壱岐島の海や風、空や太陽、月や星を感じながら開催を重ねるごとに、ああ、自然の流れの中にいるのだな、と感じています。

 

あれから、毎月ごとに書く習慣となっている振り返りノート。振り返る度に、今でも頂くものの方が遥かに大きいと感じるばかりですが、渡したいものをしっかりと胸にたずさえ、これからも、自分の感覚を信頼して、自然の流れに身を委ね、その時できることを積み重ねて、ゆるやかに変化しながら、しなやかに揺れながら、おむすびをむすび続けていたいと思います。

 

その先には、「自然と食と人」の至福のエナジーが重なりあい、美弥子さんの絵でいっぱいの「わたしの軸につながる場所」があることを夢見て。

text and photoprahs - Lie Lin

0ABC3D37-B12B-4CA8-9609-6A36FAE4702D-445
photo by yu nakamura

ラクダホテル住人+ラクダホテル別館店主+おむすびをむすぶ人

リンリエ

台湾にルーツを持つ、神戸生まれ。
神戸、北京、上海、東京と数十年の都市暮らしを経て、2017年秋、島根県の世界遺産の町にある「メインディッシュはおむすび」という1日3組限定の宿へ「おむすび留学」。約1年間、 毎晩、お客様に心を込めておむすびをむすび続け、おむすびの奥深さを感覚的に学ぶ。現在は、神戸と壱岐島を拠点に、「わたしの軸につながる時間」を大切にした「ラクダホテル別館(移動おむすび)」を主宰。 自分自身も「わたしの軸につながり」続けることを実践中。

  • ブラックInstagramのアイコン
  • ブラックInstagramのアイコン

Lin Lie

Do not hesitate to contact me to discuss a possible project or learn more about my work.

© 2020 by ALOHADESIGN

Proudly created by Tsutomu Kinoshita

Contact
editor in cheaf and
art director and designer
:
Tsutomu Kinoshita
director
:
Ayumi Ogo
Mikiko Shirakura
Social
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram