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PEOPLE

STAY SALTY ...... people here

撰ぶ。

Choose gentleness with intention

バリ島で「kubu sari」という小さなホテルをしています。

バリ島を初めて訪れたのは 1995 年。

その時は、病院内のスポーツ施設でトレーナーとエアロビクスのインストラクターをし、アロマテラピーを学んでいる時でした。

休暇の度に海外へ行き、そこでアロマトリートメントを受け

「この人!という人がいれば習いたい」と思っていました。

アロマトリートメントの師匠を探す旅をしていたのです。

ハワイのロミロミやマヤ文明の伝統マッサージ、台湾式、アーユルヴェーダといろいろ学びましたが、バリ島である方のマッサージを受けたとき「これだ!」と思い、日本に帰って3か月後。

「バリ島でバリ舞踏とバリ式マッサージを学びにいくので、仕事を辞めます。」

と会社に告げて、長期滞在することになりました。

自分の強い思いで動いたのはここまでで、その後にバリ島で雑貨屋をし、ホテルを作るようになったのは成り行きでした。

Makiko Kurachi

4.1 2021

kubu sari hotelier / ototsumugi representative director  倉地摩紀子

意図して優しさを選ぶ

matsuri
lotus
お供え物

ある日、長期滞在の時に泊まっていた定宿のオーナーが

「息子がプラプラしてるから何とかしてくれ。」と言ってきました。

お世話になっていたので、何か出来ることはないかなぁ?と考えて

「じゃあ一緒にお店でもやる?」と提案してみたのが始まりでした。

「やってみようかなぁ。」という返事が返ってきたので、とりあえず家賃5000円/月の店舗を借りて、竹で作ったランプと自然素材で編んだかごバックを売ることにしました。

ランプに漢字で『和』や『愛』を書いたら、海外の旅行客に人気になり、思いのほか売れたのでした。

それが楽しかったのか、オーナーの息子ワヤン君は徐々に商売人の血を発揮していき、その後ホテル「kubu sari」を一緒に作り、自分でも次々ホテルを作り、事業を拡大し、今はうちも含め

「kubu group」という組織を率いています。

 

少し戻って、雑貨屋の2年契約が切れる頃に契約の更新をしようとしました。

ところが大家さんは、家賃を3倍にあげた値段を言ってきたのです。

お店が流行っていたので、足元を見て値上げしてきたようです。

おまけに周りのお店が真似をして隣近所がランプ屋になり、商品がまったく売れなくなりました。

やめようかなと思っていた矢先、知り合いのバリ人から

「子供を学校に行かせたいから、田んぼを借りてくれないか?」という話が来ました。

値段も安かったので、田んぼ2つ分の土地をお借りすることにました。

しかし、特に大金を持っているわけでもないので、土地を借りただけでどうすることもできず。

そこで、ガゼボという屋根だけの小屋を建て、周りに植物をたくさん植えて、ピクニックしたり、リラックスしたりする場所にしようと思いました。

その時は心療内科で働いていたので、こんな場所でぼーっとすれば患者さんも入院するほどにはならないんじゃない?

ストレスが溜まってる人がゆっくり自分を取り戻す場所になったらいいな、と。

ガゼボ

ガゼボ

鳥の声や子供の声、植物が風に揺れる音やお寺から流れてくる楽器やお経のような音楽、

いろんな音と自分の心の声を紡ぎ、

綺麗なタペストリーができるイメージで「ototsumugi」と名付けました。

実際にガゼボを作って、そこでぼーっとしていると想像以上に気持ちがいいのです。

そこでまた思ったのが

「ここで寝泊りできたら、ホテルに泊まらなくていいから楽だよね」ということでした。

「家を建てるとなるといくらかかるんだろう?まずは聞いてみよう」くらいの軽い気持ちで近所の大工さんに日当を聞いてみました。

その当時は大工さんの言い値で、700 円/1 日とのこと。

私の頭がくるくると計算をします。

結果「貯金ないけどそれなら出来そう!」と日本に帰って働くことにしました。

日本で働く→バリ島に行って建てる→日本で働く→バリ島に行って建てる、の繰り返しを 2  年後

にやっと 1 棟の家が建ちました。

そうすると友達が「私も泊まりたい」というのでもう 1 棟、また別の友達家族が「泊まりたい」

というのでもう 1  棟と、日本で働く→バリ島に行って建てる→日本で働く→バリ島に行って建て

る、を繰り返して 5 年して3棟 4 部屋が完成しました。

あとはバリ人にお任せして運営してもらっています。

収益のすべては、バリ人の雇用や地域貢献に使ってもらっています。

「息子がプラプラしてるから何とかしてくれ。」と頼まれたその息子のワヤン君は、日本人は買うことができないバリ島の土地「kubu sari」の土地を購入してくれました。

お互い家族ができ、子供がいない私たち夫婦に、老いたら子供に面倒見させるからバリ島におい

で、と言ってくれます。

与えたら与えられ、また与え与えられ。

バリ島では、優しい気持ちでいると優しさが返ってきます。

安心して優しくなれる、優しさを搾取されない。

誰かになろうと頑張らなくても、目の前の優しさに答え続ける。

そして自分の中の優しさを選び表現する。

 

新しい生活で大変なことや辛いことが沢山あると思います。

現在は心療内科でアロマトリートメントをしているので、辛い想いでいらっしゃる沢山の方とお話をします。

自分が辛くてどうしようもない時は、優しい場所で優しさを存分に受けてください。

 

そして、少し元気になったら今度は自分の中の小さな優しさをぐっと掴んで意地でも離さずに、その優しさを増やしていき、外へ流していく。

バリ島でいろんな優しさをいっぱいもらって、優しさレッスンをしたように思います。

朝ごはん
kubusariのコピー
kubusari1
kubusai庭
kubusari夕暮れ

バリ島の伝説では、善の神バロンと悪の神ランダは決着のつかない戦いを永遠とします。

そんな考えが根付いているからこそ、自分の中の善を選ぶという意識があるのでしょう。

どのような世界にいようとも「自分の中の優しさを選んで笑顔で進んでいこう。」と思うのです。

何かを目指して進んでいく方法もありますが、日々の優しさを選んだ先に何かがあることもあります。

人生半分以上過ぎ、そんなことを思います。

4月からは、困っている子供たちのケアをする仕事を始めます。

バリ島の子供たちの笑顔を思い出しながら、たくさんの笑顔が見られるようにまた笑顔で進んで行こうと思っています。

text and photoprahs - Makiko Kurachi

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バリ島ウブド ホテル「kubu sari」経営/ototsumugi 株式会社 代表取締役

倉地摩紀子

Makiko Kurachi

ototsumugi 株式会社 代表取締役 / バリ島ウブド ホテル「kubu sari」経営

古民家サロン「ototsumugi」経営/ 謹呈果実いちか レシピ担当

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