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STAY SALTY ...... means column
Atsuko4Jazz Column
ミューズを追いかけて
~あるジャズシンガーのニュー ヨーク通信
from New York / U.S.A.

Atsuko4Jazz
ジャズシンガー
ニューヨーク在住/出身地、長崎
2000年に本場のジャズを学びたくてニューヨークにやって来ました。
あっという間に子供が大人になるくらいの時間が経ちましたが、音楽が溢れているこの街、いつまでも飽きることはありません。
ジャズがあったからこそ、この街で生きてくることができたという感謝を込めて、
大好きな街ニューヨーク、そしてここに住む素敵なニューヨーカー達のお話をお届けできればなと思っています。

9.10.2025
DAYS / Atsuko4Jazz Column
ミューズを追いかけて ~あるジャズシンガーのニューヨーク通信
アメリカの大地の神様に会いに行って来た話

今年の夏至はアメリカの大地の神様にご挨拶に行こうと思い立ち、まだ見たことがない地を目指して、
グランドサークルへのラスベガス発2泊3日のツアーへ参加しました。
おはようラスベガス、朝日を浴びながら、出発!

惜しい!夏至の日の半分の朝日
今回は日本人4名、台湾人1名、イギリス人1名、イタリア人11名と各言語のガイドさんで周るツアー。
若いイタリア人はとても陽気でいつも大騒ぎで、バスの車内は笑いにあふれて楽しいムード。
集合時間前に集まる日本人の私たち、台湾からのインスタ映えする写真を撮りにきたようなモデルのようなお嬢さん,
英語がネイティブスピーカーでない人達ばかりに囲まれるイギリス人など、
観光だけでなく、国民性の違いをまざまざと観察できた面白い経験となりました。
最初のストップはアリゾナ州セリグマンという街へ。

かわいい壁画
シカゴからサンタモニカまで続く道、古き良きルート66。ルート66という歌では聞いていたけど、ここまで来たからにはついに私にも歌っていい時期が来たかな?

シカゴへ続いている道
お昼は久しぶりのセドナへ。実は前回来たのは仕事を始めて最初のサンクスギビングの休暇。
もう20年以上前なんてびっくり。

レッドロックを見ながら飲むビールは最高!
ランチの後は、少しだけベルロックへハイキング。

ベルロック久しぶり!
私、以前反対側から登ったことがあり、よくもまあ登れたなあと。
やっぱ若い時になんでもやりたいことやっておくって大事ね。
セドナにはもっとゆっくりしたかったけど、バスは今晩の宿泊地ページへ向かい長い1日が終了。
今年の夏至はこれでもかというほど太陽を浴びさせていただきました、ありがとうございます。
翌日は朝から念願のアンテロープキャニオンへ。
なんとこの辺りは毎年夏に大洪水があるそうで、この洪水が作ったのがなんとも見事な波のような岩山の層の渓谷。
実際に自分の目で見たかったの。
ここはナバホの地なので、ナバホ族の方のツアーに参加します。
天井から差し込む光がなんともやさしく美しく岩肌をてらしてます。

アンテロープキャニオン

こんなサイズ感

アンテロープと空
洞窟の中を歩きながら、心に降りてくる音を歌い、岩肌への反響を楽しみました。

この溝がアンテロープキャニオン
ああ大満足!
ホースシューベンドという、馬の馬蹄の形をした見事な絶景。写真ですごいなあと見たことはあったけど、
まさかここに来る日が来るとはびっくり。

絶景!
ほんとに足もすくむ絶壁で、安全柵などもなし。ちょっとふざけて足を踏み外そうものなら、さようなら…の世界。
中国語のガイドさんから写真撮る?と声をかけてくれて、彼女に言われるまま、絶景ポイントでポーズ!

ひー、大胆な構図
駐車場からホースシューベンドまでは片道30分くらい歩く場所で、
とにかく暑いし、乾燥していて、体がびっくりするくらい水を欲している。
スポーツドリンクとか、ジュースではなく、やっぱりお水です。水!
さあついにユタ州にあるナバホ族の聖地モニュメントバレーへ。

ユタ州へ!
見渡すばかりの赤い土と見事なビュートと呼ばれる岩山とメサと呼ばれる平らな台地達。
いやあ、モニュメントバレーとはよく言ったものね。

モニュメントバレーと名付けた人すごい
ここでもナバホ族のジープツアーに参加。
赤い土埃の舞うガタガタ道を行き、谷底をドライブ。
ドライバーのおばあちゃんがここに住んでいるからと普段見れない奥の方までいろいろ見せてもらえました。
Sun's Eye!(太陽の目)天井に穴が空いていて、太陽の光が神秘的!

天井からの光
ここでも自分の声が音が響いて心地よい!

見事な景色でしょ?
最後は映画フォレストガンプポイントと呼ばれる、フォレストが突如走りやめたという道へ。
モニュメントバレーに続くまっすぐ伸びた道、美しい!
映画のクルーってさすがよね。よくこんなところを知っていて映画のワンシーンで使うなんて!

フォレストガンプの道
ランチに立ち寄った、カイエンタという町のバーガーキングの一角に、
ナバホコードトーカー ディスプレイという第二次世界大戦時のナバホコードに関する展示と日本軍の遺品がたくさん飾られており、
え、なんでこんなところで?と驚きとても複雑な気分で、その場では写真を撮る気になれなかったことを少し後悔。
なぜなら帰り道、ガイドさんの話を聞いたり、家に戻ってから資料を読んで少し見方が変わったから。
第二次世界大戦の中、アメリカの海兵隊が日本軍に解読されないような暗号として採用したのが、そうナバホ語で、ナバホコードと呼ばれたそうです。
ナバホ族の方々は兵士として戦争に行けばアメリカ国籍がもらえるという条件で参戦。
(もともとのアメリカの原住民なのにね。)ナバホ語を使った暗号は最後まで日本軍に解読されず、勝利に導いたのです。
後にナバホ族の長老によると、最前線で日本人兵と至近距離で向き合った時にはアメリカの白人よりも敵である日本人の方が自分たちと外見が似ており、
親近感を持って動揺したと語ったそうです。
ここのバーガーキングのオーナーのお父さんがナバホコードトーカー(暗号通信兵)で、
この展示はナバホトーカーの偉業を後世に伝えるもので、反日感情をあおるものではないということです。
確かに日本兵の遺品や日本でもらった品物や写真などとても良い状態で飾ってありました。
きっと日本から大事に持ち帰られたのでしょうね。
歴史を後世の方にも伝えるための、敬意と友好の意を持った展示だということを理解しました。
やっぱり人間同士なんだよね。一刻も早く世界中で殺し合いなんてばかばかしいと止めて、
みんなが愛する家族の元へ戻り、楽しく過ごせる世の中になることを心から祈ります。
世界中でそれぞれの違いを尊重し、調和にあふれ、仲良く暮らしている世の中は、きっと私たちの近い未来にあるはず。
ひとりひとりが心の中に描いて想像したらきっと叶うよね。
西部の果てしなく広大な赤い台地、この大地と共に先祖代々長い間生きてこられたネイティブアメリカンの方々、すごすぎます!
この荒野を西へ西へと向かった開拓者の方々もたくましすぎます、すごいです!
歴史はそれぞれの立場から見ると異なり、私がジャッジできるようなことではないですが、
この大自然の中を生き抜いてきた、アメリカの礎を築き上げたすべての方々に尊敬の念と感謝を送ります。
ありがとう、アメリカの大地の神様!
私をここに住まわせてくれてありがとうございます!

光に歓迎してもらえたかな?
6.20.2025
DAYS / Atsuko4Jazz Column
ミューズを追いかけて ~あるジャズシンガーのニューヨーク通信
なつかしの9th アベニューインターナショナルフードフェスティバルへ

先日、5/18、5/19に開催された、9th Avenue International Food Festivalというストリートフェアへ行ってきました。

9th Avenueを南へ望む
ストリートフェアとは、週末、道路を歩行者天国にして、食べ物の屋台や雑貨などの露店が並び、ぶらぶら歩きながら楽しめるいわば縁日。ニューヨークの初夏から夏にかけての風物詩なのです。
今回は9th アベニュー(9番街)の42丁目から57丁目までが歩行者天国となった、名前の通り食べ物がメインのストリートフェア。
このフードフェスティバルの醍醐味は、インターナショナルとうたわれるだけに様々な国の食べ物の屋台が並ぶこと、そして地元9番街沿いに立ち並ぶレストランが、屋台として出店すること。それぞれの味見的お得なメニューがたくさん出てとても楽しい!
さあ。写真でインターナショナルぶりをご案内しましょうか?

焼きとうもろこし!バターたっぷり、Please!

ギリシャの串焼き、スブラキ!

パルミジャーノチーズの中にフェットチーネを大胆に投入

わお!パエリヤ!

















