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STAY SALTY ...... means column

ミューズを追いかけて

~あるジャズシンガーのニューヨーク通信

Atsuko4Jazz Column

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Atsuko4Jazz
ジャズシンガー

ニューヨーク在住/出身地、長崎

2000年に本場のジャズを学びたくてニューヨークにやって来ました。

あっという間に子供が大人になるくらいの時間が経ちましたが、音楽が溢れているこの街、いつまでも飽きることはありません。

ジャズがあったからこそ、この街で生きてくることができたという感謝を込めて、

大好きな街ニューヨーク、そしてここに住む素敵なニューヨーカー達のお話をお届けできればなと思っています。

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11.7.2022

DAYS /  Atsuko4Jazz Column

ミューズを追いかけて ~あるジャズシンガーのニューヨーク通信

オータム・イン・ニューヨーク

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はじめまして、ニューヨークのジャズシンガーのAtsukoです。

ミューズとはギリシャ語で音楽や芸術をつかさどる女神たちのこと。

私は2000年にジャズの本場で学びたいという夢だけを持ってニューヨークにやって来ました。

人生山あり谷ありのニューヨーク生活、それでもいまだにこの街に住み続けていられることはスーパーラッキー、とってもついてる、ありがたいなあと思っています。

 

11月は私の誕生月でもあり、ニューヨークの1年の中でとっても素敵な季節なので気分が上がります。

今年は10月に暖房が入るような寒い時期が一時期あったからか、昨年と比べて紅葉が早いみたいです。

 

セントラルパークの木々は色づき、秋のキラキラとしたまぶしい光の中で街を歩いていると、

まるで自分が映画の中にいるような気分になります。(これホント!)

 

私のお勧めのニューヨークの秋を感じさせる映画は『When Harry met Sally(恋人たちの予感)』。

When harry met sally.jpg

メグライアンとビリークリスタルのラブコメディーでかなり古い作品ですが、音楽担当はジャズシンガー、ピアニストのハリーコニックJr.。

娘時代にこの映画を見てああニューヨークに行きたい!とうっとりしていた私。

ちなみに私の歌のマリオンカウィングス先生はニューオリンズから出てきたばかりでルイアームストロングのようにわざとしゃがれ声で歌っていたハリーに、

自分らしく歌うように教えた先生なのです。それが彼のシンガーとしての活躍やグラミー受賞につながったのではと思います。

このお話はまたいつか別の機会に。

 

ジャズのスタンダードと呼ばれる曲にAutumn New York(ニューヨークの秋)という曲があります。

この曲はジョージガーシュインというジャズというポピュラーミュージックとクラシックと両方を取り入れてアメリカ音楽の礎を作った方のその愛弟子、

ヴァーノンデュークが、なんと1934年に書いた曲だそうです。

とても今から90年前にかかれたとは思えない、古さをまったく感じさせない曲。

これがスタンダードと呼ばれて長年愛され続ける曲が持つエネルギーなんでしょうね、すごい!

 

今日はご挨拶代わりにオータムインニューヨークの歌詞の一部をご紹介しますね。

恋人たちが一緒に渡るとずっと一緒にいれるというボウブリッジ.jpg

オータムインニューヨーク(ニューヨークの秋)

 

 ニューヨークの秋ってなんて魅力的なのかしら

 まるで劇場の初演日のようなスリルがあるわ

 きらびやかな人々、きらめく雲たち、

 鉄の渓谷のような摩天楼の中できらきら輝いているの

 それらを見ると、ああ、ただいまって気分になるわ

 

 ニューヨークの秋って、まるで約束されたような新しい恋や出会いをもたらすわ

 とはいえそれはたびたび心の痛みも伴うんだけどね

 夢を追ってこの街にきて、まだ何もつかめていない夢人達は

 この何ともエキゾチックな街にとまどってため息をつくかもね

 

 今ニューヨークは秋

 まあいろんなことあるんだけど、

 ああこの街に暮らしてよかったと再び思える季節なの

Atsuko4Jazz流スーパー意訳ですので賛否両論あるかもしれませんが、そこはご容赦を。

長年住んで今年になって初めて、やっとこの歌に向き合って歌いたいという気になったのです。

ビリーホリデイさん邸宅私と一緒の通りでびっくり.jpg

 

Autumn in New Yorkを聞いてみたいと思われた方に今の私のお勧めはこの方々、

ビリーホリデイ、エラフィッツジェラルドとダイアナクラールという3人の偉大な歌姫たち。

もし興味があったらチェックしてみてください。

実はビリーの歌はディープすぎてあまり好きではなかったのですが、これは心から素晴らしいと思いました。

エラとルイアームストロングのコンビは間違いのない絶妙なバランス。

ダイアナクラールは本当に深い声で魅力的です。

同じ曲でもそれぞれの個性が際立っているので聞き比べると面白いですよ。

皆さん、どうぞニューヨークの秋の気分を少しでも感じてみてくださいね♪

いつか遊びに来てください!

素敵な11月を!