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DAYS

STAY SALTY ...... means column

Tsukie Akizawa Column

Green and Gold

from  Cairns / Australia

秋澤月枝
essayist

2002年から日本人の夫とともにオーストラリアに暮らす。

単身、ニューサウスウェールズ州の民泊で半年間のホームステイ体験後、夫が就職したクイーンズランド州のワイナリーに合流。

ケアンズにあるホテルの客室清掃員を経て、現在は友人のセレクトショップを手伝う。

 

お菓子作り、編みぐるみや折り紙などの手仕事が趣味。

小学生と高校生の子供をもつ母でもあり、彼らの描く絵の1番のファン。

 

4.1.2021

DAYS /  Tsukie Akizawa Column

Green and Gold

ハイスクールのドラマ

 

Improvisation night

 

昨夜は、息子の通うハイスクールへ行ってきた。

 

オーストラリアのハイスクールは、基本的に中高一貫だ。

11、12歳から17、18歳までの生徒が通う。

5月生まれの息子は、日本であれば今年中学3年生だが、こちらでは高校1年生となる。

学年は1月始まりのため、特に1月から3月の間は日本とオーストラリアで2学年も違うことになり、分かっているのにいつも驚いてしまう。息子が小学校に準備学年として入学した時は、たった4歳だった。

 

ハイスクールに話を戻そう。

息子の友人がドラマ(演劇)のイベントに出演するから観に行きたいという。

11歳の娘も観たがったので、私もついていくことにした。

ハイスクールの講堂でおこなわれた、Improvisation night。

即興劇だった。

学校でドラマを習っている生徒のうち、年齢の高い子たちがチームに分かれて、その場で選んだお題のドラマゲームに挑戦し、点数を競う。

まだ年齢の低い生徒は、事前に練習してきたオリジナルの寸劇を、そのドラマゲームの合間に披露していた。

 

実際にどんなゲームが行われていたかというと、

・同じ内容のストーリーを、「激しく」「ネガティブに」「ロマンチックに」などと色合いを変えて演じるもの

・演技を続けながら参加する人数を一人ずつ増やしていき、全員で演技したらまた一人ずつ減らしていくというもの

・演技をしながら、サポーターのパントマイムを見てキーワードを推理し台詞に使うもの

などなど、大人顔負けの内容だった。

 

私も小・中学校では、文化祭の出し物やクラブ活動で劇に参加したことはある。

日本の学校で、演劇に参加したことのある人は少なくないだろう。

それでも演劇を専門的に習ったことのない私にとっては、ただただ生徒たちの達者な様子に圧倒されるばかりだった。

そんな昨夜のイベントだったが、彼らにとっては観客の入った公開レッスンと言えなくもないだろう。

なぜなら彼らの「本番」といえば、市の劇場で開催予定のミュージカルだからだ。

 

2年前に「雨に唄えば」を観に行った時、彼らは堂々とした演技で観客を圧倒していた。

ミュージカルだから、歌が上手いのは当たり前。

ロマンティックな演技すらこなす。

ダンスチームの踊りも素晴らしかったし、ステージ上では実際に雨も降って、地元紙の話題になっていた。

本当にみんな、放課後はそこら辺を歩いている高校生なのだろうかと何度も思った。

おまけに地元のラジオ番組に出演した時は、受け答えの明瞭さにも驚かされた。

どれだけしっかりしてるんだ。

そう言えば、「ハイスクールミュージカル」というディズニー映画を観たことを思い出した。

英語圏では、達者な演技をする高校生というものは一般的な存在なのかもしれない。

 

 

Programs of Excellence in 2022

 

一緒に昨夜のドラマを見たいと言った娘は、現在こちらの小学6年生。

娘の場合は11月生まれなので、日本でも4月から6年生であるのは同じ、現在11歳。

今、6年生はハイスクールのお受験シーズン真っ最中。

と言っても通常、校区内の公立学校には受験をしなくても通うことができる。

ただ、先に書いたドラマのような活動に参加したい生徒は、エクセレンスプログラムと呼ばれる課外活動の受験が必須となる。

またこの受験は、校区外の学校へ越境入学したい場合の一般的なルートともなっている。

少なくともケアンズではそうだ。

学校によって科目に多少の違いがあるが、息子の通うハイスクールのエクセレンスプログラムには、STEM(学問)、ミュージック(合唱・楽器)、スポーツ(サッカー、ホッケー、バスケットボール)、美術、演劇、ダンスがあり、いくつでも受験できる。

 

ドラマを見たいと言った娘は、このドラマの受験に参加する。

クラス担任との面談時にドラマ受験の話をしたら、「クラスではおとなしいから想像ができない」と言われたが、クラスで一人ずつ行う発表に比べたら、みんなで演じるドラマの方が恥ずかしくないそうだ。

それを聞いて、素晴らしい演技をする役者さんが、ひとたびコメントを求められるとモゴモゴしてしまう様子を思い出してしまった。

まだこれからの娘と、すでに実力のある役者さんを同じラインに並べるのは、親バカ以外のなにものでもないのだけれど。

 

「演技を習う」

 

日本だったら子役タレントさんをイメージしてしまうが、ドラマはケアンズのポピュラーな習い事のひとつとなっている。

自己表現力、記憶力、胆力、発想力、応用力などが鍛えられるからだろうか。

将来、どんな職業についたとしても役に立つのかもしれない。きっとそうだ。

娘のドラマの受験では、ひと段落分の文章を覚えて発表するのが当日の課題。

課題の用紙はすでに娘に渡してあるので、自分なりのペースで進めて欲しいと思っている。

昨夜の、見る側は面白かったけれど、演じる方は簡単でない即興劇を見た後でも、娘は受験のやる気を無くしていなかったので、頼もしいなと少し思った。

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